イベント当日は、連日の暑さも少し和らいだイベント日和となりました。
午前10時、11時の2回、森の案内人の森林インストラクターの方と「大宮交通公園の樹木の名前を知って種類をかぞえよう!」散策ツアーを行いました。
撮影:德山 佳哉
まずは園内で沢山見かけるのシンボル的な樹の1種。この樹の名前はなんでしょうか…
撮影:德山 佳哉
そして、もう1種類のシンボル的樹木との違いはなんでしょうか…

2種類の樹木の枝ぶり、樹皮の質感、葉っぱの形やその付き方などの細かな違いをみんなで見つけます。
撮影:德山 佳哉
大宮交通公園の中にはケヤキとクスノキの2種類の樹が沢山見られます。
クスノキの葉っぱを手でもんで匂いをかぐと、防虫効果のある樟脳(しょうのう)の匂いがします。樟脳はクスノキからできているんですね。
ケヤキはその昔、最高級の建築材料。クスノキは仏像制作に使われる樹。この公園がかつて森であったころ、当時の人々が目的あってケヤキとクスノキを沢山植えた感じがします。
少し歩くと沢山の種類の樹に出会います。
撮影:德山 佳哉
ヒサカキ、アラカシ、アカメガシワ、ヤツデ、サンゴジュ。
次はこの葉の匂いをどうぞ。
撮影:德山 佳哉
爽やかな香り。そう山椒(サンショウ)です。
ツアーは続き、御土居(おどい)を登ります。御土居の上から園内を眺めると、エノキ、フジ、サクラ、クリ、タイサンボク、ネムノキ、マテバシイ、ヤブツバキ、ヒイラギナンテン、ナンテン、サルスベリ、プラタナスと沢山の樹々に出会えます。
最後にこの葉の匂いをどうぞ。
撮影:德山 佳哉
クサギという低木ですが、葉を揉むと何とも言えない匂い。クサギは漢字で『臭木』と書きます。が、最近の子どもたちには臭くないそうです。ピーナツバターのような匂いにも感じます。
と、色々と楽しみながらの散策でした。今回のイベントでは大宮交通公園の約1/4の場所を歩きました。大宮交通公園には他にもたくさんの樹木が生息しています。次回はどんな樹に出会えるか楽しみですね。