令和4年12月11日(日)
生活協同組合コープ自然派京都さん主催のイベントに木育活動の講師としてお呼び頂きました。
自分たちで掘ったサツマイモを焼き芋にして頂く今回のイベントに10組近い親子さんが参加されました。
会場の鹿谷ワンダービレッジ(京都府亀岡市)は山が隣接しているので、参加者全員で焚き火の燃料となる落ち枝を山に取りに行くことにしました。※入山して枝を拾うことは事前に山主さんの了承済み。
「落ち枝を集めるコツは手でパキッと折れる枝。そんな枝は芯まで乾燥していて、たき火にもってこいな枝。しなって折れない枝はまだ内部に水分がある証拠で燃やすと煙がでたり爆(は)ぜたりするので焚き火にはむいていません。だから生きている木の枝を折るのはダメ。落ちている枝だけをを拾ってください」と説明が終わるや否やワーッと宝探しのように一斉に落ち枝集めのスタート。
しかしそこは一面の落ち葉のじゅうたんで枝がない。。。と思いますが、落ち葉をのけると沢山の落ち枝がありました。
こうして枝を集めることは山の清掃につながります。ガスや電気のない時代は薪や落ち枝は貴重な資源。拾った枝は焚き付け用に、間伐材は薪や炭にして都など山から遠い地域で売ることができました。そうして昔は普通に山の手入れが行われていましたが、今は木材価格の低下、山で働く人の減少、高齢化、後継者不足。日本の多くの山が手入れされず荒れてきていることを知っていただけました。
皆さんのご協力で沢山の落ち枝が集まりました。
次はある程度の寸法にわけます。焚き火のコツは細い枝から火をつけます。細い枝だけを集めて火をつけ、だんだん太い枝に火を移していきます。
ポイポイ枝を投げ入れて火を大きくし、炎が落ち着いたらホイルに巻いたサツマイモ芋を入れて、あとはじっくり焼いていきます。
ご参加いただいたお母さん「焚き火の火が熱い!!熱い!!」とお芋をコロコロ。ご協力ありがとうございました。
今回は会場にピザ釜があったので、そちらでも焼き芋を作りました。
焚き火の焼き芋、ピザ窯の焼き芋の食べ比べ。多くの子どもは焚き火の焼き芋に軍配があがりました。(私個人的にはどちらも美味しかったです。)
焚き火の良いところは、人が自然と集まり、会話が始まり、薪をくべる共同作業を行うこと。そこにはチームビルド的な作用があります。それは100万年前の人たちも行っていた自然な姿なのだと思います。
ご参加いただいた皆様、スタッフの皆さま、楽しい一日をどうもありがとうございました。
生活協同組合 コープ自然派京都
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